県外の人に和歌山県の田辺市というと、それどこ?と言われることが多いのですが、賢そうな大人の方からは、たまに「熊楠さん」のところやねと言われます。

 

田辺で生まれ育ったひとにはなじみも深いだろう熊楠さんですが、移住組にとっては名前は聞くものの、何をした人なのか、なんで有名なのか、あまりなじみのない熊楠さん。

知らないことを知ったふりしてばかりも、恥ずかしいので、今回は南方熊楠顕彰館へ行ってきました。

南方熊楠って誰?

南方 熊楠は、日本の博物学者、生物学者、民俗学者。 生物学者としては粘菌の研究で知られているが、キノコ、藻類、コケ、シダなどの研究もしており、さらに高等植物や昆虫、小動物の採集もおこなっていた。そうした調査に基づいて生態学ecologyを早くから日本に導入したことが注目される。引用元 Wikipedia

和歌山県・田辺市 「南方熊楠顕彰館」へ行ってきました。

南方熊楠顕彰館は、南方熊楠邸に隣接して建てられた、熊楠邸の書庫のあった膨大な書物や日記、資料等を保存した建物で、一部使用などは展示されています。

南方熊楠顕彰館だけの入館であれば、入館料無料になっています。

木をたくさん使ったきれいな建物です。

吹き抜けになっている1階と2階に標本などの展示物があります。

2階にあった履歴書のレプリカ。日本郵船の大阪市や副長に宛てたものです。

なんと、この履歴書、8m近い長さです。

読んでみようかと試みましたが、3行くらいで断念。
自伝としての傑作と評されているようですが、こんな履歴書送られてきたら迷惑?!いや、こんな履歴書を読める人物だから日本郵船のお偉いさんになれるのか??いずれにしれも圧巻です。

顕彰館横の熊楠邸

この縁側に座って、柴犬飼って。そんな老後を夢見てしまいます。

ちなみに熊楠は愛猫家だったらしいです。

玄関への通り道。

粘菌を探してみたり。

机を塀越しにのぞき見。

熊楠の座る姿を想像なんちゃって。

京都や、奈良を思わせる塀。

この黒い実、個人的に大好きなんですが、見ているだけでは耐え切れずに、手に取ってしまっては、いつもつぶして、指先が紫になって、変なにおいがしてきて、と、最後には大嫌いになるやつ。

と、掛け足での南方熊楠顕彰館と南方熊楠邸の訪問記でしたが、近代日本において世界を駆け抜け、日本で初めてエコロジーの思想を提唱した孤高の科学者「南方熊楠」

そんな南方熊楠に触れに行ってみてはどうでしょうか。

南方熊楠顕彰館

住所: 〒646-0035 和歌山県田辺市中屋敷町36

電話:0739-26-9909
営業時間: 本日営業 ・ 10時00分~16時30分

ホームページ?http://www.minakata.org/